木の実と角とわたしの旅②

 

キャスでは何度も話したことがあるが、私が始めてみた部員の配信は他の誰でもなく、ポリゴンZだ。当時は角助ではなく、しっかりとポリゴンZ(ポリ乙)として活動していた。

もう4年近く前(私がTwitterをはじめてすぐ)の話なのではっきりと覚えてないないが、当時のTwitterの名前はカドスケ・なんとか(忘れた)あるいはポリ乙、角助。様々だ。何はともあれ、変な名前だ。そのポリゴンさんの配信はポケモンのストーリーをやっていた気がする。私はなにかとストーリー攻略に「はじめて」を捧げている。

 

不思議だった。そして怖かった。こんなに元気に一人で話せる人間がなぜこんなに「引き」がないのかが。原因を探るべく、1枠目はROMることにした。確かに「特別」話の内容が面白いという訳ではない。例えば、相手に影分身を積まれて技が当たらないポリゴンさんは言うのだ「あれぇ!?丘people!?」何ターンかして技が当たる、するとまたポリゴンさんはいうのだ「ぐぅー?👍ぐぅー?👍ぐぅー!!👍👍」そして、話す事が無くなれば、長谷川亮太の住所を暗唱する。ポリゴンさんのお話を一度でも聞いたことがある人であれば想像がつくだろう。もう一度言うが「特別」面白いわけではない。でも面白いのだ。ずっとコメントもないのに無限に話続けているのだ。その姿を想像して欲しい。これはあまり理解されないので長くは語らないが、私は確かに面白かった。

 2枠目はコメントをした。住所の暗唱が増えたからである。枠の内容は全く覚えていない。でもほんとに不思議だったのだけは覚えている。なんでみんな見に来ないのだろう。でもそれから2、3週間TLを見ていてなんとなく彼が煙たがられていることに気づいた。特別誰かから「あいつとは絡むな」だとか「奴は嫌われてる」とか言われた訳ではなく何となくそれは理解できた。人間関係においてなにか決定的なものがあるわけではないが、「あーなるほど...ね」と腑に落ちることが誰しも一度は経験があるだろう。

 

 キャスに顔を出して以降、ポリゴンさんからまぁまぁの頻度でリプが飛んでくるようになった。めんどくさい。だが少なくとも悪い奴ではないということは分かっていたので、嫌いという感情は持ったことはない。

 なぜめんどくさいか、それは当時は今よりクソリプ度がすごかった。元ネタが分かる割合が5回に1回位だったと思う。ツイートにリプライが飛ぶと呟きが会話へと変化する。ポリゴンさんはそれを理解できていないのではないかと思うほどに、私のツイートに彼の頭にある彼の言いたいことをぶつけてくるのだ。

 ある日私が「キャスしたいなぁ僕も」と呟いた。すぐいいねが来た。ポリゴンさんとうい君だった。案の定すぐにやれやれとリプが来たので白状した。それから何日かしてレート対戦を取った。

 はじめてのキャスはポリゴンさん、うい君はもちろん他の部員の方も来てくれた。めちゃめちゃに嬉しかったが、ポケモンには全く集中ができなかった。5戦して1勝出来たかどうかそんな感じだった。ほぼ記憶がない、めちゃめちゃに緊張していた。

  2枠目以降は雑談になった。その枠から私は一時的に🍗🐔キャラになった。覚えている方がニヤニヤしてくれてると嬉しい。その後2枠くらいやって終わった。ずっと角助とうい君はいた。雑談枠でも角助との会話はなんの脈絡もない。こういう人なんだと改めて痛感した。

 

私はその日までずっとポリゴンさんと呼んでいたが、この雑談キャスを取って以降、角助と呼ぶようになった。